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「書」を始める

書は人の心を長閑(のどか)に、そして豊かにするもの。
心地よい緊張感を持ちながら、真っ白い紙に書を表現することは、大人はもちろん、お子様の豊かな情操と感性を育てるのにも最適です。日本書道芸術院は、書道の面白さや楽しさを広めることで、人々の心に書という豊かな道を作る様々な活動を行っております。

書道と心

「真っ白な半紙の前に座り、半紙の上に墨を置く。」
「今まで白一色だった世界に、黒い模様が次々に生まれ広がっていく。」
書道において筆の描く黒い跡は、白い紙の上であたかも大洋に浮かぶ島々のようにその存在感を示していきます。
そこには、一面の雪原に初めて足を踏み入れるかのような心地よい緊張感と、何物にも代えがたい面白みがあります。
実際に子どもに筆を持たせ、床一面に敷いた大きな紙の上で思う存分に遊ばせると、途端に生き生きとした表情を見せます。
書道は、一般的に言われるような字を習い、上達させるための手段であるだけではなく行儀作法や知恵を育むと、私たちは考えます。
先例のように、筆を持って自らを紙の上に表現していくことは、自分の心を紙の上に映し出してみることにもつながります。
かつて、日本では多くの先人が書を学び、そこから様々な文化が派生していきました。
枯山水に代表されるような侘び、水墨画の陰影を尊ぶ美しさなどはその代表例といえるでしょう。
また西洋画のように色を全面に埋め、そして積み重ねるのではなく、素材の持つよさを残しながら心の豊かさを表現するのも書道の大きな魅力です。
皆さんも、書道を通して様々な感性や情緒に出会い、豊かで穏やかな、心の修練を行ってみませんか?


書道の面白さ

書道の面白さは、その一瞬の表現にあるのかもしれません。
どんなに書の巧みな人が筆を握っても、同じ文字は二度と書けません。そのときの心が書という形でありありと表されるのです。
字形には楷書・行書・草書をはじめ、様々なものがあり、4万7千を超える漢字を組み合わせることで、その表現の世界は無限に広がります。
皆さんの個性を表現し、それを伸ばすのに最適です。
確かに、書道には先生の指導に従って、課題となる文字を書写するという一面があります。しかし、それは書を始める第一歩です。
書道の本質は、書写ではなく、「守」(指導者の教えを守ること)「破」(独自に工夫を凝らし、指導の方法を破ること)「離」(自ら学んだものを発展・実践していくこと)の3点にあるのです。
近年、日本国内だけでなく、海外でも書道は人気のある習い事であり、芸術となっています。
これは、書の面白さ、書による表現の楽しさが広く認められている証拠ではないでしょうか。

子どもの発達と書道

書道で集中力を養う。
いかに自由に自らを表現することができるとはいえ、半紙の前に座り自分の内面を見つめ、字の中に投影していくという試みには大きな集中力を必要とするものです。
最近、子どもの発達過程で問題となっている集中力のなさ、落ち着きのなさの原因のひとつに、こうした静かに物事を考え、落ち着いて取り組むという機会がないことがあげられています。
一筆入魂することで、書道は、お子様の健やかな発達と、豊かな心の形成に有効です。

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